８９年に見た、映画のレビュー

• これから物語／不思議なベイビー
• 三文オペラ
• シエスタ
• 八月の鯨
• チャイニーズ・ゴースト・ストーリー
• さよなら子供たち
• ストーミー・ウエザー
• 星の王子ニューヨークへ行く
• 将軍家光の乱心・激突
• ジーグフェルドフォーリーズ
• 最後の誘惑
• アパートの鍵貸します
• ジュリエットゲーム
• ダイハード
• バベットの晩餐会
• ファイブスターストーリー
• レインマン
• ミシシッピーバーニング
• 告発の行方
• ＢＡＴ２１
• ワンダとダイヤと優しいやつら
• ペテン師とサギ師だまされてリビエラ
• マイク・ザ・ウイザード
• 星に願いを
• 裸の銃を持つ男
• 善人の条件
• 赤ちゃんはトップレディがお好き
• 月の輝く夜に
• 昼下がりの情事
• 大丈夫日記
• ワーキングガール
• 彼女が水着に着がえたら
• 花嫁はエイリアン
• メジャーリーグ
• 社葬
• ヘイベブリバ
• バロン
• スタートレック５
• 男たちの挽歌II
• インディジョーンズ最後の聖戦
• パトレイバー劇場版
• ＳＤガンダム
• 赤毛のアン
• ニモ
• 魔女の宅急便
• ツインズ
• ミラクル
• ニューヨークストーリーズ
• トップをねらえ３
• パリの恋人
• 天使行動
• ブレイキングイン
• 仮面の中のアリア
• バガニーニ
• 宇宙へのフロンティア
• 誰かがあなたを愛している
• タンゴバー
• 読書する女
• ００７消されたライセンス
• カミーユクローデル
• バックトゥーザフューチャー２
• ブラックレイン
• バットマン

これから物語／不思議なベイビー

        レコード大賞をとった光ゲンジのアイドル映画です。
        ＰＣＳのほうで話題になったので見に行きました。
        席はほとんど埋まり、大半が小学生。次に多いのが引率のおばさんたち。
        幼児をつれて来ているおかあさんもいましたが、これは子供をだしにして
        いるのでしょう。予告編の時に外へ出たらおとうさんとおぼしき人達が
        所在無げに煙草をゆくらしていました。かわいそうに。

        これから物語はなかなかおもしろかった。ヒカルのふたりが演技が出来る
        とは思ってもみませんでした。少年達の成功と挫折の映画にちゃんと
        なっています。普通の映画にしても高水準のものだと思います。
        不思議なベイビーは正真正銘のアイドル映画です。ゲンジをよく知らない
        私には評価のしようがないものでした。
        この券は安売りやに出てますから、これから物語だけを見に行くというのも
        面白いと思います。

三文オペラ

        ブラジルのミュージカルです。
        パルコパート３で単館ロードショー。
        社会の底辺を生きるチンピラ連中と娼婦をたくましく描いています。
        音楽はカーニバルみたいなものやＭＧＭもどきのもの、フラメンコ、
        タンゴと色々混ざっています。なんかブラジルのおおらかさがでている
        みたい。歌は決して旨いとは言えないのですが、各々の歌詞に意味があり
        台詞の役目も果していました。話の展開もこきみよく、退屈しません。
        ちょっと風変りなミュージカルを見てみたいという人にはお勧めの映画です。

シエスタ

	これもシネマライズ渋谷で単館ロードショーでした。
        愛と性と狂気がスペインという土地で混沌と混ざりあう
        話です。ミステリ仕立てなので内容には言及しませんが
        変な映画（というと怒る人もいるかもしれない）のわりには
        おもしろかった。ちょっと中だるみがありますが、クライマックス
        にむけての盛り上りが結構気に入りました。

八月の鯨

        一回目の開始３０分前に行ったのですが、それでもぎりぎりセーフ
        でした。席は前から２列目。年配の方を多く見かけました。
        内容は？。私は途中で飽きてしまいました。クライマックスはなかなか
        良かったと思いますが、老人の世界があまりにも淡々と描かれていて
        ちょっとついていけませんでした。
        良い映画だということは認めますが、私の好みではありませんでした。

チャイニーズ・ゴースト・ストーリー

        新宿東急で見ました。
        ＴＶで宣伝をよく見ますから、さぞかし人が入っているだろうと思ったら
        おおはずれ。１／３くらいの入りでした。
        息つかせぬ展開といい、はでなアクションシーンといい、娯楽映画としては
        満足できるものでした。主演女優のおねえさんも奇麗だったしね。
        空中でのアクションシーンはとくに見応えがありました。
        よくあれだけ空中で回転できるものです！

        今のところ今年一番です。
        でも期待していたほどずば抜けておもしろいという感じではありませんでした。

さよなら子供たち

        フランスの寄宿舎制の学校の話。戦時中であり、ラストシーンでは
        ユダヤ人の子供とそれをかくまった校長先生が逮捕されてしまいます。
        が、それまではたんたんと話が流れすぎていきます。
        泣けるかと期待して見に行ったのですがさっぱりでした。
        ユダヤ人の迫害の話ってヨーロッパでは未だに大きな問題なんでしょうねえ。

ストーミー・ウエザー

        黒人俳優だけのミュージカル映画。１９４３年の作品で白黒です。
        話の筋はどうでもいいような作品ですがとにかく歌とダンスが凄い！
        ファッツ・ウォーラーの歌とニコラス・ブラザースのタップを見るだけで
        この映画を見る価値は十分にあると思いました。
        ビルロビンソンも６５歳とは思えないタップを見せてくれます。
        ニコラス・ブラザースのタップはアステアのような優雅さはありません。
        しかし迫力ではアステア／ケリーを遥かに凌駕しています。
        ダンスの好きな人は見に行って損はないと思います。
        
        「南部の黒人専用劇場では喜ばれ、第２次対戦中の最中ということも
        　あって戦時慰問上映でも黒人兵士達にすごい人気だった。もっとも
        　この種の上映は興行成績の数字には含まれない慣行だったので
        　配給部門は喜ばなかったそうである。」
                （パンフレットより抜粋）

        映画会社の人の渋い顔が目に浮かびますね：ー）

星の王子ニューヨークへ行く

        ようやくみました。
        映画館はほとんど満員で吸われたのが前から３列目。次の回は
        立見というありさま。まだまだ人気があるようです。
        今回の作品はエディマーフィの嫌味さが出ておらず、素直に笑えました。
        高貴なおかたの演技が板に付いていましたね。
        物語の最初アメリカにいくまでのところが一番好きです。
        またアメリカに行った直後もカルチャーギャップを面白おかしく描いて
        いて笑えました。このあたりクロコダイルダンディー１に通じるところが
        ありますね。強盗をやっつけるところもかっこよかった。
        ただ、終わりに行くにつれてノリが悪くなって行きました。
        床屋のシーン（エディの７変化）もだらだらと続きすぎました。
        もう少し短くすれば調子欲笑い続けられただろうというのが
        偽らざる感想です。

	将軍家光の乱心・激突

	会社の同僚から招待券を貰ったので行ってきました。
	だーれも行く人がいなくて最後に私のところにまわってきたという券でした。
	見たのは銀座の東映（プランタン横）、意外と客が入ってました。
	６割くらいかな。

	時代劇を映画館で見るのは私にとっては本当にひさびさの体験でした。
	（少なくとも１０年は見ていません。）
	この作品はテレビの２時間ドラマで流れていても全く違和感のないような
	しろものでした。
	映画「小林寺」に南派として唯一出ていた人（名前を忘れてしまった）も出演
	していたのですが、いまひとつ生かしきれていません。
	緒方、千葉、丹羽といったあたりはカッコ良いのですが、それいがいには
	見るべきところがありません。話じたいの繋がりも悪いし、何度も席をたとう
	と思いました。（とはいうものの貧乏症の私には立てなかった）
	千葉真一がアクション監督をやっているだけあってアクションシーンになると
	なかなか見せてくれますが、その他（話の筋も含めて）は本当に付け足しと
	いった感じでした。

ジーグフェルドフォーリーズ

	なんと今週で終わりではありませんか。
	気がついたのが昨日の１９時、ぴあの前号では最終１９時からと
	なっていたのですっかり落胆してしまいました。
	だめもとで映画館に電話をかけるとなんと金曜日もレイトショーを
	やっている！あわてて出かけて最終日の最終回にかろうじて間に合う
	ことが出来ました。

	これはＭＧＭの映画スターによるレビュー映画です。
	１２の場面からなっています。コメディにダンスに歌と
	盛りだくさんの内容です。
	その中でも圧巻はアステアとケリーの共演！
	これを大画面で見るだけでもこの映画を見る価値があると言えるでしょう。
	二人のタップは何回見てもいいもんです。
	ジュディガーランドもきれいだし、レッドスケルトンには笑わされました。
	ザッツエンターテインメントを見ている気分ですね。

	７５点。
	

最後の誘惑

	外国でたいへん問題になったというので興味を持って見にいきました。

	まず字幕でこれはフィクションであって聖書とは関係ないと念をおされます。
	でも内容は（少なくとも前半は）聖書にそって進んでいきます。
	イエスが悩む場面など出てきますが、聖書の解釈の範囲内に十分おさまって
	いるように思えました。イエスがけっこうカッコよく描かれているのです。
	（いやあ、ホントは情けないイエスを期待して見にいったのですが．．）
	奇跡の場面などもさりげなく？ちゃんと描かれていてフーンどこが問題作
	なんだろうと思いました。（実は奇跡の場面でいかさまをやるのも期待し
	ていたのだよ）

	だいぶ退屈になったころ、ゴルゴダの丘の磔のシーンになりました。
	そこでようやく本筋とは離れます。天使と主張している者が「父は
	あなたを試しただけだ、これからは平和にくらしなさい」と磔から解放
	してくれます。そして家庭を持ち、子孫を残します。人間として生きるイエス
	に好感を持てましたが、場面としてはどうもかったるいと思えてなりませんで
	した。

	イエスが死に挑んだ場面で昔の使徒たちが枕もとにきてイエスをなじります。
	ユダがもっともぼろくそになじってました。（実は映画を通じて使徒の中で
	ユダが段違いにカッコいい！）
	お前が磔から逃れてこんな生活をするから世界は悲惨になったのだと。
	天使と主張している者の正体が悪魔であったこともこの時にわかります。
	イエスは悔い改めて天の父に自らが磔に戻れるよう（やりなおしができるよう）
	願います。天の父は願いを聞き入れてイエスが磔に戻ったところで話が
	終わります。

	まー確かに悪魔に誘惑されてしまうようでは問題作なんでしょうが、
	最後に改心しているのだからいいじゃないか、と思うのはキリスト教徒でない
	証しなんでしょうねえ。

	磔になった後をもう少しつめればまだなんとか見ていられたと思いますが、
	最後は飽きてしまいました。せめて最後までひとりの人間として生きるんだ
	とつっぱねていれば、それなりにすっきりした終わり方だと思ったのに。
	えーい、軟弱なやつ。

	４５点

アパートの鍵貸します

	土曜日の最終回に見ました。それまでの回は全て立見という盛況ぶりでした。
	実はこの作品は（映画、ＴＶを通して）初めてでした。
	このあまりにも有名な映画を私はまだ見たことがなかったのです。
	さすがにビリーワイルダーの監督作品らしく、目は画面に釘付けに
	なったままでした。
	ジャックレモンもいい演技をしてますね。
	自分の部屋を上司に貸して出世を狙う人間、だけどどこかちょっと
	もの悲しい感じが漂っています。日本人がやったらそうとうえげつない
	役まわりになってしまうところをサラリと演じています。
	話の筋も出世欲と社内情事という一歩間違うとどろどろしそうな題材
	なのですが、それを見事にペーソスを含んだ喜劇にしあげています。
	２時間を越える大作なのですが、全く時間を感じさせませんでした。
	エンディングもいいですね。

	８０点


Ｐ．Ｓ．
ところで、酒を何杯飲んだか聞かれたところで、親指を曲げて（他の
指を伸ばして）手で４を示しながら、３杯と答えるシーンありました。
また今まで何人の男と付き合ったかと聞かれたところで、同様の手付きを
しながら３人と答えたところもありました。あれは何か意味があったの
でしょうか？これを考えると夜も眠れません:-)

ジュリエットゲーム

        なかなか楽しめました。
        まるで芝居を見ているようで、映画を見ているとは思えない
        構成です。お芝居好きな人ならきっと好きになれると思います。

	ただ、場面場面はよく笑えるのですが、場面から場面への
        展開の必然性が今一つだったと思います。
        舞台俳優を使って撮影したアマチュア映画という感じがしました。
	ズームや回り込みが多く見ていて疲れる場面が結構ありました。
	どしんと構えてとれば、もっと見やすいものになったでしょう。
	
	７５点

ダイハード

        うーん、凄い。とにかくシナリオが凄い。
        伏線が見事に使われています。
        そしてはでなアクションシーン。
        情けない中年のヒーローの登場と文句無しの作品です。
        敵役のテロリストも負けず劣らずカッコ良い。
        まるでスパイ大作戦を見ているかのような痛快さです。
        金庫が開いたときなんかは思わず喝采してしまいました。
        なんか陳腐な言葉しか浮かんできませんが、とにかく見て
        損はない映画です。

        ８４点。

バベットの晩餐会

	これは心暖まる映画です。
	筋はたわいもないものなのですが、見終わった後は
	ホンワリとした感じになりました。
	後半はずっと題名通り晩餐会の場面です。
	食事のシーンだけでこれだけ間を持たせられることにも感心しました。
	食事自体も全ておいしそうに見えました。
	映画に出ているのとおなじメニューで食べさせるという商売が
	なりたつのも分かる気がしました。
	ただ宗教がらみの話（宗派の違いによる生活習慣の違い？）がよく
	見えなかったのは残念でした。

	これは空腹で見に行ってはいけません。
	
	７５点。

ファイブスターストーリー

	平日の昼間に見に行きました。空いているだろう、とたかをくくって
	どうしてどうして９割の入りです。アニメ人気の凄さを改めて知りました。
	実はこの作品に関しては全然予備知識がありませんでした。
	予告編を映画館で見ておもしろそうな絵だったので見にいったのです。
	確かにいかにもマニア受けしそうな絵でした。まつげぱっちりのおねえさん
	たち（ファティマだっけ？）と完全に劇画風のおにいさんたちとの描き分けが
	なかなか凄い。最後の盛り上がり方にいまひとつ不満が残りましたが、
	話のまとまりかたとしてもまずまずの及第点でありました。
	チケットは５００円で買いましたから、この一本で十分元は取れたと
	言えるでしょう。


P.S.
二本だてかたわれの宇宙の御子は見てきませんでした。暇がなかったからです。

レインマン

	これも平日の昼間に行きました。混んでいるのは重々承知の上で出掛けたの
	ですが、これほどとは．．．おばさんが多いのが印象に残りました。やはり
	トムクルーズのファンなんでしょうか？

	いやあ、泣けました。ダスティホフマンも（自閉症を目の当たりにした
	ことのない私には）迫真の演技をしていました。
	トムクルーズも、兄弟愛にめざめていくところでまことにうまい変身を
	見せてくれます。レインマンの正体がわかるところでも泣けてしまいました。
	（もちろんメインマンと言うところでもね）

	実は兄弟揃って暮らすようになるのではないかという期待？でラストシーン
	を見ていました。結果はなかなか現実を感じさせるものでありました。
	（ガッカリもしました）

	ただ見ていてちょっと引っ掛かったことがあります。
	レイモンドが自閉症のせいでへんなことを行うと、劇場で笑いが起こった
	のです。自閉症の行動をかわいそうに思いこそすれ、おかしくはないと
	思うのですが、ご覧の皆さんはちょっと違うようでした。

ミシシッピーバーニング

	実話を元にした刑事物です。
	人種差別華やかななりし頃の？ミシシッピーにおける殺人事件
	とその解決を描いたものです。
	ジーンハックマンとウィレムデフォーの演技が良い。
	実はジーンハックマンを映画で見るのは初めてだったりします。
	最初は人種差別の風土で起こるさまざまな事件を目の当たりにします。
	ここらへんはほとんど必殺ものを見ている感じでした
	非常にえげつないことが黒人に対してなされて、しかもお上がそれを
	認めてしまっている（放火事件を起訴しても執行猶予がついて実質
	無罪になってしまう）というのは大変きびしいものがありました。
	これが本当になされていたというのはほとんど信じられません。
	（というか信じたくない）
	ハックマン演じるアンダーソンが汚い手を使って市長を陥れる
	ところなどは本当に溜飲が下がる思いでした。

	ただ残念だったのは最後の最後で盛り下がってしまったことです。
	なんか尻切れトンボの感が強かったのです。
	保安官も無罪になっちゃうしねー。
	まあそれでもお勧めの作品であることは間違いがありません。

						７８点

告発の行方

	やっと見ました。約４割の入りでした。
	感想はまずまずと言ったところですが、
	法廷ものとしてはどうも違和感が残りました。
	司法取引がわからない被害者を抱えて困惑する検事、という
	ところまでは共感できたのですが、それから先はちょっとついて
	いけませんでした。レイプシーンも長すぎたと思います。

	弁護側の最終弁論は旨かったと思いました。思わずうなずきながら
	聞いていました。検察側よりもよっぽど説得力がありましたね。
	レイプするのも周りではやしたてるのも同罪だという結論に
	賛成します。しかしこの映画の検察側の立証ははなはだ心許ない
	ものといえるでしょう。

ＢＡＴ２１
	今日が封切りでした。第一回を見ましたが、約３割の入りでした。
	ミシシッピーバーニングで気に入ったジーンハックマンを見に
	行ったのです。

	結果ははずれ。ほとんど盛り上りもなく終わってしまいました。
	ベトナム戦争における実話を元にして作られたそうです。
	兵士の奇跡の生還というのは、ニュースバリューはあっても
	それだけでは面白い映画にならないという典型的な例だと思いました。
	ベトナム人に対する殺戮も多少批判的に描いていますが、大変中途半端
	でした。

	ところでこの映画ではじめての経験をしました。
	プレイガイドでこの前売券を売っていないのです。
	新宿紀伊国屋のプレイガイド、裏のプレイガイド、伊勢丹のプレイガイド、
	いずれも売っていませんでした。（伊勢丹のぴあにも行きましたが、
	上映中の前売券は売らないと断られました）ビラすら全くはりだされて
	いません。
	あまりにもマイナー過ぎるせいなのでしょうか？
	とにかく１７００円も掛かってしまいました
	あーもったいない。

ワンダとダイヤと優しいやつら

	今日が初日です。みゆき座の第一回を見ました。９割の入りです。
	男女は半々でしたが、どうも女性の笑い声ばかり耳につきました。
	おかしいところもありましたが、今一つ乗れなかったというのが
	正直な感想です。とくに吃りを笑いの種にしているところなんかは
	かえって苦々しく感じました。どうもギャグが汚いという印象を
	受けました。
	まあエンディングあたりはそこそこ見れました。エンディング
	クレジットの前のメンバのその後には笑えました。
	でもあれでオスカーなんですねえ。そこそこの演技だとは思いましたが、
	とても賞をとれるようなものとは思えませんでしゑ。

ペテン師とサギ師だまされてリビエラ

	ピカデリーの最終回を見ました。約５割の入りです。
	これはおかしい。本当に突き抜けた笑いです。
	カモのだまし方といい、当意即妙のやり取りといい、
	思いっきり笑えます。こんなに楽しいものだとは思いませんでした。
	ネタばらしになるので内容についてはあまり書けませんが、
	スチーブマーチンとマイケルケインの掛合が本当に面白い。
	最後のオチもなかなか気持ちの良いものでした。
	大変お勧めの作品です。
	残念なことに今度の金曜までしか上映されません。
	さあ、君も見に行こう！

	８２点

マイク・ザ・ウイザード

	これは凄い映画です。
	監督自身が主人公という映画です。話の筋はたいしたことありませんが、
	（話はどうでもよい！）実際に行なわれているＳＦＸが凄い！
	基本的にはコマ取りと手書きのアニメーションのみで高級な機器は
	一切使われていません。それでもセンスオブワンダーを感じるのです。
	本当に汗と根性の作品です。

	低予算でもやる気になりさえすればこれだけのことができると
	いうことを思い知らされた映画でした。

	上映終了後私のそばで拍手をしている人がいました。
	本当に拍手をおくりたくなるような映画です。

	７６点

星に願いを(maid to order)

	新宿、シアターアップルで単館ロードショー。
	なんと入場者全員にダンキンドーナッツのプレゼントがありました。
	話はたわいもないものでお金持ちの令嬢が無職に転落し、メイドを
	することで人間的に成長するというものです。無職に転落した時に
	思い余って職安を訪れたとき、係員のおばさんのドーナッツを思わず
	食べてしまうというシーンがあります。そこでダンキンドーナッツが
	登場するのでした。いやあ食べっぷりの凄いこと。ほんとうにひもじさが
	よくあらわれていましたね。
	きつい顔の主人公が終りには柔和になっていくのには関心していました。
	挿入歌もなかなかよい。

	もらいものと食物に弱い私は６５点をあげてしまうのであった。

裸の銃を持つ男

	つまらない。
	最初のシーンを見たときに嫌な予感がしたのだが、案の定まったくギャグに
	ついていけなかった。単にものを壊しているだけ、そっくりさんを出して
	いるだけ、で笑えたのはごく一部だけだった。
	この手のどたばたコメディにはもともとついていけないものを感じて
	いるから、この作品が悪いわけではないと思う。

	でも私にとっては　５４点。

善人の条件

	ステロタイプでしたね。
	予告編でおもしろそうなシーンをあらかた見せられていたのも
	悪かったのかもしれない。我々庶民が見て、いかにもという感じの
	人々が想像した通りに行動する。タイムリーなネタということは
	できるかもしれないが、それだけ。見てておもしろかったのは
	丹羽てつろうくらいかな。
	終り方も今一つだった。

	３０００万円で５００人ならひとり６万円と計算したのは私だけでは
	あるまい。だれか買収してくれないかな？

赤ちゃんはトップレディがお好き


	目黒シネマで見ました。去年封切の作品です。

	うう、最初は歯痒い内容で始まりました。
	ばりなりのトップレディというわりには、遺産の内容を読まずに書類に
	サインをしてしまうし、赤ん坊を簡単に押し付けられてしまう。
	あんなもんでよくバリバリのビジネスができるもんです。それに
	育児が忙しくてできないなら、短期的にはいろいろな手段があるはず。
	どうもトップレディというより、だいぶ抜けたおねえさんという感じ
	しかうけません。里親を嫌がって自分で育てるなら育てるで、どの
	ような問題が生じるかもうすこし考えそうなもんだし、家を購入する時も
	チェックすべき項目をすっぽかして買ってしまっている。
	  これだけオオボケよ人（もちろんその分親近感はあるわけですが）に
	ベビーフード商売の大成功ができるとは思えませんでした。

	というわけでこの作品は私のイメージしているやりてのビジネスレディと
	大幅に違うものが出てきたのでバツということになります。

	６１点

月の輝く夜に

	目黒シネマで見ました。これも去年封切の作品です。

	多少退屈な作品でした。
	不倫と浮気と結婚前の浮気（浮気っていうんですか？）のストーリーが
	三者三様に進んで行って最後の大団円？で互いに絡みあうわけですよね。
	さすがに最後のところはおかしかったけど、それまではどうもだるい。
	お月様はきれいなんですけどね。
	この作品はオスカーをいくつもとっているわけですが、（主演女優、
	助演女優？）今一つ納得できないのであります。

	６２点

昼下がりの情事

	うーん、うまく言うことができません。
	ゲイリークーパーもかっこいいし、とにかくオードリーが可愛い！
	画面も私の持っているワイルダーのイメージそのままです。
	伴奏をかなでる楽士の人達もおもしろい。
	これは曲がヒットするはずだわ。
	でも私は途中でちょっとだれてしまったのでした。

	というわけで８１点

大丈夫日記

	香港映画です。以前東急レックスでレイトショーをやっていました。
	チャイニーズゴーストストーリーの主演女優が出演しています。
	重婚をして家庭を二つ持った旦那を巡るコメディなのですが、
	とにかくよく笑えます。
	テンポといい、話のもっていきかたといい、小気味良いものがあります。
	オチも予測していたとはいえ、笑ってしまいました。

	７９点

ワーキングガール

	典型的なサクセスストーリーです。ハリソンフォードが「フランティック」
	と同じ感じの少し情けないおじさんを演じています。
	主人公は上司の居ぬ間に身分を偽って、でたとこ勝負の無手勝流でとんとん
	拍子に成功していきます。嘘をついている（身分）のがひっかかるのですが、
	そこは上司を悪者にしたてあげてうまく逃げています。
	ちょっとうまく行き過ぎるのでついていけないところもありましたが、
	まずまずでしょう。
	まああれだけの度胸と厚顔無恥さがあればどこでも成功すると思いましたね。
	私にも度胸があればなー。蚤の心臓だからなー。

	６５点

彼女が水着に着がえたら

	期待はずれでした。
	水上のおっかけっこが長すぎてだれてしまいました。
	水中のシーンも少ない:-(
	エピソードがばらばらでどうも没頭できません。
	「私を．．．」が念頭にあるだけによけいひどい物に思えてしまいました。
	「胸が薄くて足首が太い女」というのには笑えましたがね:-)
	ギャングを入れずに話を展開したほうがテンポも良くなっていたでしょう。
	谷啓と伊武雅刀のキャスティングも十分に生かされているとは思えません。
	エンディングの協賛各社には唸りました。「エンディングが長いから
	エンディングになっても入らないように」と呼び掛けていたのはこれを
	見せるためだったんですねえ。

	６７点

Ｐ．Ｓ．
相当くそみそにけなしてしまいましたが、これも全て期待が大きすぎたせいです。
点数を見てもわかるように水準以上の映画ではありました。

花嫁はエイリアン

	ダンアクロイドが出ているということで悪評にもめげず:-)見に行きました。
	さすがに筋は陳腐の一言につきます。何十世紀も先のテクノロジーを持っていて
	情報を辞書の形でしか持っていないとか、いろいろ不満はありますが、
	まあいいでしょう。主演女優がいろっぽかったからね。
	客の入りとしては半分というところでした。

	食い物がつくか、いろっぽい女優が出るとつい点が甘くなってしまうわけで、

	６４点

メジャーリーグ

	日劇ピカデリーで日曜の第一回を見ました。１５分前に行ってもう
	立見！泣く泣く指定席券８００円なりを買って見ました。指定席も
	あっというまに売り切れてました。まあ座れて良かった。
	次の回は階段のほうにめんめんと列が出来ていました。
	まだまだ入り切らないうちに、これからは立見になります、という
	声がかかっていました。すし詰めであったことは間違いのないところです。

	さて内容です。とにかく面白い。泣きながら笑ってました。
	ひとくせもふたくせもある連中が集まってきてチームを作る。
	オーナーは最下位を目指す。それを知ったメンバーは奮起して
	優勝めがけて努力する、というよくあるパターンのものなんですが
	とにかく盛り上げかたが凄い！ラストの試合では劇場で立ち上がって
	応援したくなりました。リリーフ登場の時の応援歌「Wild Thing」
	は本当に一緒に歌いたかった。帰りがけにサントラ盤を探して
	しまいました。まだ出てないようですね。
	メンバーの皆が主人公という感じを受けました。ピッチャーの
	チャーリーシーンもとぼけた良い味を出してます。投球フォームが
	けっこう様になっているので感心してみてました。パンフには案の定
	高校時代野球の選手だったと書いてありました。
	
	とにかく随所で笑わせる上に感動させます。野球ファン（とくに優勝から
	遠ざかっている球団のファン：ー）には必見の映画と言えるでしょう。

	８３点

社葬

	まああんなもんでしょうか。
	会社のお家騒動をステロタイプに描いてます。
	この手の話は会社の大きさによらずにあるものでしょう。
	もしあんなどろどろした話に巻き込まれたら、どれくらい耐えられるかな
	という観点から見てました。いろいろ考えさせられましたね。
	そこそこ楽しんでいたのですが、感想を書こうとしたら
	何にも覚えてないのに気がつきました。

	６３点

ヘイベブリバ

	レイトショーのみの上映です。７／７まで。
	社葬から梯子しました。新宿東映からテアトル新宿まで２分で走って
	行ったのですが、それでも頭の部分が欠けてしまいました。くやしい！
	この映画はちゃんと最初から見ましょう。
	昼間の上映はファンダズムIIですから、落差は激しいものがあります。
	おどろおどろしい看板を見ながら青春映画を見に入るというのは
	非常に奇妙な感じがしました。

	さて内容です。いやー青春ですねえー。
	煙草や刺青などの小道具の使い方も良い。
	多感な少年時代を見事に描いています。
	思わず自分の少年時代を振りかえって見ると．．．．なんもなかったな。
	なんて平凡な生活をおくっていたのでしょう:-<
	東西の狭間にあって政治的に不安定なユーゴという状況が、
	いろいろなものへの憧れを増幅しているのでしょう。
	（米国製のナイロンストッキングは高かったな：−）

	エンディングで思わず落涙してしまいました。
        うーん泣けると思わなかったのにー。

	観客はたった１５人（数えてしまった）
	もっとたくさんの人に見てもらいたい映画です。

	７６点

バロン

	日劇で見ました。金曜日の最終回でちらほら立見がいるくらいの入りでした。
	見おわった第一印象としては、お金がかかったＳＦＸだなということです。
	ＳＦＸは凄いの一言につきるのですが、エピソードはあまり面白くありません。
	最初の、皆が若い頃の話が一番良かった。最後もそこそこ盛り上がりましたが、
	どうも物足りない感じでした。

	７３点

スタートレック５

	ほんとにマッコイが老けました。
	盛り上がりや派手なＳＦＸもなくＴＶ版といった感じです。
	これをトリミングして「テレビ特別版です」と言われて見せられても
	違和感は全くないでしょう。
	神さまモドキがあっけなくやられてしまったのはちょっと情け無かった。
	大障壁（だっけ？）が簡単に通り抜けられたのも情け無かった。
	私はトレッキーだからまあ良いのですが、普通の人にはちょっと
	勧められません。

	６４点

男たちの挽歌II

	実はこの手の映画（外国のやくざもどき）は食わず嫌いをしていました。
	見てみると意外や意外、盛り上がってしまいました。
	悪役が義理人情を踏みにじってやりたい放題を行い、主人公が遂に
	立ちあがって怒りの鉄槌を食らわすという、書いてしまえばなんのことは
	ない筋ですが、これがおもしろい。
	必殺仕事人の一番面白い回を見ている気分というのが一番近いでしょう。
	主人公に流れ玉が当たらなくても、６連発の拳銃で１０発撃っても
	映画に没頭している私には一向に気になりませんでした。
	しかし本当にたくさん人が死にますね。

	７５点

インディジョーンズ最後の聖戦

	日本劇場で初日の第一回を見ました。
	９時上映開始のところ８時１５分頃から並んでまずまずのところに座れました。
	上映が始まるとまず拍手！タイトルが出るところではクラッカーも鳴らされ
	ました。こういう雰囲気って好きですねえ。
	迫力のあるシーンもさることながら、ハリソンフォードとショーンコネリー
	の掛け合い漫才も見ごたえがありました。この作品は私の心の中でコメディと
	分類されています。

パトレイバー劇場版

	池袋文芸座２で見ました。約５０人の入り。封切３日目でこれとはちょっと
	さびしいものがありました。
	トロイの木馬とかウイルスとかいう言葉をちゃんと使っているのには
	感心しました。
	絵も迫力のあるものです。動きにも深みがありました。
	ストーリーは推理小説立てでぐいぐい引き付けられました。
	ただ犯人の動機がはっきりしないのはちょっと気になりましたね。
	それとキャラクターの顔ががビデオ版とだいぶ異なっていたのには違和感を
	覚えました。まああの精緻な背景でビデオ版のキャラクターを動かせという
	ほうが無理なんでしょうけど。。。

ＳＤガンダム

	どこがおもしろいのかよくわからない。
	内輪受けの極限なんでしょうか。
	後にパトレイバーがなければ開始３０秒で席を立ってしまったでしょう。

	１０点

赤毛のアン

	あー、原作どおりだー。何もいうことがありません。
	主人公といい風景といいこんなに原作に忠実に撮れるものとは。
	画面がむちゃくちゃきれいでした。
	観客は９割以上が女性でした。ひとりで来ている男性は私ひとり、
	後はアベックでしたね。女性は中学生からおばさんまで幅広い年齢層
	がきてました。
	ところで私は見ているうちに腹がたってきたのです。原作を読んだとき
	（小学校６年）は盛り上がってよめたのにな。最近心が狭くなったせいか、
	約束をしてそれを破ってその場では反省するが結局おなじことを繰り返す人
	を見るとそれだけで怒りが心の底から沸き上がってくるのです。
	人間が小さくなっているなあ。

ニモ

	友人から招待券を貰って見に行きました。
	あまり期待しないで見に行ったので、想像していたよりはおもしろかった、
	というのが実感です。
	絵は良く動いているように見えました。しかし残念ながら絵もストーリーも
	私好みではありませんでした。
	エンドクレジットを見ていたら日本人の名前ばかりが出てくるのでびっくり
	しました。日本映画だったんですねえ。

魔女の宅急便

	他人とまったく違うところで泣きました。
	それはほうきで旅立って、上空から地表を見下ろす視点になった所です。
	あの見え方はスカイダイビングでパラシュートを開いた後の
	地表の見え方と同じなのです。空中をただよっていたときの感動を
	思い出していたのでした。ああいった視点を持つと本当に人生観が
	変わります。皆さんも是非体験してみてください。
	映画にもどりますと画面はたいへん美しい。動きもなかなか良い。
	作画のレベルが向上しているのを感じました。
	しかし見ていてどうも途中でだれてしまいました。終り方も今一つでした。
	どこをつめれば良いのかよくわからないのですが、どうも全体的に
	長すぎる気がしました。

ツインズ
	
	アーノルドくんがかわいい。
	初のコメディをまともに演じています。
	ロードムービーの典型と言えるでしょう。
	レインマンとクロコダイルダンディのいいとこどりをしようと
	したＢ級映画という感じです。
	ただどうも無垢なスーパーマンという設定がいかされていない
	感がありました。もう少しおもしろいものになったろうに。

ミラクル

	これはおもしろい。
	ジャッキーの映画の中では最高ではないでしょうか。
	なにやらスティングと相通じるところがありますね。
	こういうハッピーエンドも良いものです。
	格闘シーンがちょいと長いのが気になりますが、まあいいでしょう。
	とにかく盛り上がりました。
	後で考えると話の筋がおかしい点が種々あるのですが、
	見ている間は気になりませんでした。

ニューヨークストーリーズ

	退屈でした。
	１話目はどうも暗いばかりでつまらない。
	２話目はどうも落ちがない。ウディアレンが出てきた３話目の
	前半だけはなんとか見ることができました。
	どれもテレビドラマとしてもいいくらい。
	ＶＴＲで十分だと思えました。
					

トップをねらえ３

	テアトル池袋で見ました。
	渋いですねえ。
	３０分に中身が充満しています。
	年をとったおねえさまがかっこいい！
	第六話の白黒も良い雰囲気を醸し出しています。
	大画面で見てよかった！

パリの恋人

	話のノリが悪かろうと、ダンスがいまいちであろうと歌が少なかろうと
	このコンビなら見るしかない！フレッドアステア＆オードリーヘップバーン
	を大画面で見るのは感激でした。以前から見たいと願っていてやっと
	見ることができたものですから感激もひとしおです。
	まあしかしそれだけのものでしたが:-)どうしていままでＬＤにならなかった
	分かった気がしました。

天使行動

	西城秀樹出演の香港映画ということで見に行きました。
	初日というのに三割の入りです。これでは切られるのも遠くないと
	思いましたね。筋はチャーリーズエンジェルの香港版といった感じ
	で秀樹はエンジェル１という役をしています。日本少林寺というのが
	出てきたときは少し恥ずかしかった。秀樹のまずまずの殺陣を
	していてほっとしました。ヒロインと悪役のお姉さんたちがなかなか
	カッコ良い！最後の戦闘シーンはなかなかのものでした。
	かわいい顔をしてよく動きます。
	でも総括すれば今まで見た香港映画の中でははずれと言えるでしょう。

ブレイキングイン

	国際映画祭でみました。時間が折り合ったのがこれただ一つだったのです。
	オープニングはなかなかおもしろそうにはじまります。
	バートレイノルズもかっこいい。
	しかし中盤を過ぎるにつれてだれていき、エンディングは
	なんなんだ！という終わり方でした。
	盛り上がりになかなかかける映画でした。
	尻すぼみの典型といえるでしょう。
	終わったときの拍手もまばらでした。

仮面の中のアリア

	現職の歌手が出席しているだけに歌はすばらしい
	ストーリーとしては単純だが見ていて達成感のある映画だった。
	画面もなかなか美しい。

バガニーニ
	
	BUNKAMURAのルシネマ２で見ました。
	新しくできた映画館の雰囲気を知りたいために何も考えずに
	見に行ったのです。
	オープニングのシーンはバガニーニの醜い顔がどーんと出てきます。
	ここで何やら不吉な予感を感じました。奇行の持ち主の伝記映画と
	いうことで興味を持ってみていましたが何のことはない。
	女漁りの凄い我がままな男、いかにもキテイル天才のイメージ
	そのものでした。筋もへったくれもあったもんじゃありません。
	ぼかしが多いのなんの、ほとんどポルノ映画です。
	画面が美しいシーンがあったかと思うととんでもなくきたない
	しーんがるという脳味噌がショートするような映画でした。
	ただひとつの救い？は出てくる女性がすべて非常に美しかった
	こと。裸になっても素晴らしいものでした。ねていても
	偏平にならないむねってすごいなー。

宇宙へのフロンティア

	テアトル西友で見ました。三分のの入りです。
	ＰＣＳのＳＦＳＩＧで徒党を組んで見にいきました。
	映画はドキュメンタリーでアポロ計画の当時のフィルムを張り合わせて
	制作されていました。ナレーションやインタビューを織り混ぜた形でした。
	見たことのある風景ばかりでしたがさすがに月への第一歩涙ぐんで
	しまいました。幼い頃の宇宙へのあこがれを思い出させます。
	絶対に宇宙に出たいと思っていたあの熱情はどこへ行ってしまったの
	でしょう？あーＴＢＳに就職すればよかった！
	人類が月に到着してからすでに二〇年がたっているのです。
	その間に人類はいろいろ進歩しているのにどうして宇宙へは出て行って
	いないのでしょう。あのころの勢いが続いていれば今ごろ宇宙
	ステーションも月面基地もあったでしょうに。

誰かがあなたを愛している

        美しい恋愛映画です。チョウヨンファ主演の映画の中では
        いちばん見やすい映画でした。ＮＹで撮影した香港映画なのですが
        いかにもそれらしい雰囲気がでていました。終わり方も人によっては
        くさすぎると言うでしょうが、私は気に入りました。
        

タンゴバー

        タンゴ版ザッツエンターテインメントです。
        筋は一応あるのですが、それはどうでもよい。続けざまに
        でてくるダンスシーンにただただ圧倒されました。
        ダンスファン、タンゴファンなら必見でしょう。
        もしＬＤがでれば買うつもりです（でも出るかしら？）

読書する女

        不思議な魅力を持つ作品です。
        出張して行ってほんの朗読をするという女性を描いただけの
        ものです。その中で現れるエロチシズムの鮮烈なこと！
        朗読しながらずりあがるスカートに私はひかれてしまいました。
        話の後半ではまじわりながらの朗読シーンも出てくるのですが、
        そこまでいくとかえって興ざめの感がありました。
        うーん、いったい何を見ていたのかなあ。
        ところで出張朗読って商売になると思いますか？

        

００７消されたライセンス

        ００７にはめずらしい、個人的な復讐の話です。
        しょっぱなから飛行機を使ったアクションシーンを見せてくれます。
        アクションのはでさとかは期待通りのものでした。
        でもなにかこう話にとけこめなかったのです。
        私にとって００７はスーパーマンであってほしかった。
        復讐に我を忘れて不合理な行動に出るというのは避けてほしかった
        というのが偽らざる心境です。

カミーユクローデル

        長い映画でした。芸術に造詣のない私にはどのような彫刻が
        出てきても、現実に存在するものかどうかもわからないありさまでした
        （ほとんどのものは実在するんでしょ？）
        まんなからへんでは力尽きてすやすやしてしまいました。
        カミーユがキレテしまった後は、おーいつものアジャーニだ
        とか思って見てましたが、それにしてもあまり気持ちの好いものでは
        ありませんでした。
        私にとっては猫に小判の作品なのでしょう。

        

バックトゥーザフューチャー２

        新宿プラザ劇場で初日の第一回を見ました。
        １時間前に行ったのですがすでに長蛇の列ができていました。
        しかしあんずることもなく列がすべて消えた後にも席は残っていました。
        プラザ劇場って広いんですねえ。
        それでも上映時は立ち見でした。次の回は第一回以上に混んでいましたね。
 　　   さて内容です。
        テンポはなかなかよろしい。未来の風景には少し失望しました。
        もっともジョーズやＭＡＣには笑えましたが。
        過去に戻ってからのほうが本領という感じでした。
        全体的に盛りだくさんにしすぎてどうも散漫になっているように
        思えます。部分部分はおもしろいし笑えるのですが全体を通して
        見るとどうもいまひとつというところです。

ブラックレイン

        たいへん遅れて見ました。ＡＣＳの課題映画ということで
        チケットをもらってからはや３カ月、チケット保有の最長記録でした。
        なにやら画面はブレードランナーを見ているようです。
        大阪は未来都市だったのですね。
        マイケルダグラスと高倉健のからみはなかなか見応えがありました。
        松田優作もヒール役が板についています。この作品が遺作になって
        しまったのは残念でした。
        全体的に暗い画面の連続ですが、私は好きです。

バットマン

        ブラックレインを見た翌日に見ました。
        画面の暗さには相通じるものがあります。
        日曜日の第一回に見に行ったのですがこれもすごい混みよう。
        なくなく指定席を買う羽目になってしまいました。
        （前売り券からの差額購入はできないと断られてしまいました。
        以前はＯＫだったのに:-(
        根暗の屈折したヒーローは好きです。
        ジャックニコルソンの演技も光っていました。
        ヒロインは私好みでした。バットマンカーも気に入りました。
        もう少しちゃんと屈折していればもっと良かったのでしょうが
        これでも十分に満足しました。でも人にはなかなか勧められません。
        どうしてこれで米国でヒットしたのでしょうか？